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書籍『なるほどデザイン』
Design
デザイン入門書で頻繁に取り上げられている定番の書籍『なるほどデザイン』。復習の一環として読み直しました。
Chapter1では、架空の誌面をラフから完成までを順を追って解説しています。自分の仕事に置き換えてみると、普段は無意識かつ端折ったりしている部分に気づき、「ちゃんと出来ているかな?」と自省する機会になりました。
Chapter2では、デザインを作るコツを7つ道具に例えて紹介しています。作業のプロセスで、1つずつステップを確認しながら進め、何をしているのかを言語化することの重要性が強調されています。経験を重ねていくと感覚で作業することが増えがちですが、改めて意識を向けるべきポイントだと思いました。
そして一番大切なのは内容を深く理解することだと感じました。
Chapter3ではより専門的な内容に踏み込んでいます。書体、文字組み、色、写真に関する詳細な説明がなされています。これらの要素についてはある程度理解していたつもりでしたが、改めて言葉として読み直すことで気づきが多く非常に勉強になりました。
全体的に説明は簡潔で分かりやすく、図解やイラストが豊富で、楽しく読み進めることができます。何度も読み返したくなる内容です。
デザインの仕事を本格的に始めてから15年近くが経ちますが、時折入門書を読むことで、慢心や忘れてしまったこと、無意識に手を抜いてしまっていることに気づくことがあります。そのため、初心に戻る気持ちで、定期的に入門書を読むことを心がけています。