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自分の仕事について改めて考えました
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「自分は何の仕事をする人なんだろう?」ずっと悩んでいました。
現在僕はフリーランスのデザイナーとして活動しています。一番初めは企業のwebデザインからスタートして、キャリアを積み重ねる毎に印刷デザインのスキルも増えていきました。独立してからはwebデザインと印刷物のデザインの両方の仕事をしています。
webはデザイン、コーディング、WordPressでオリジナルデザインの構築をします。印刷はチラシ等の単ページから書籍の制作まで行います。印刷の手配もします。看板制作もたまにします。ロゴを作ったり、写真を加工してビジュアルを作成することもあります。グラフィックデザインの領域です。
ありがたいことに割と幅広くお仕事をさせて頂いています。ただ一点、仕事の説明をする時にとても悩みます。アピールするポイントが分からなくなっていました。
「Webデザイナーです。」もちろん正しいです。ただこれだけではありません。「印刷のデザインをしています。」これも正しいです。ただこれだけではありません。(印刷会社と間違われるのはちょっと悲しいです。)
どちらかを副業のようにやっているわけではありません。両方好きですし全力でやっています。
「何でも出来るとは何も出来ないことと同じだ」とよく言われています。どちらかを諦めた方がいいのかとも考えましたが、なぜ自分は長い時間をかけてwebと印刷の両方のデザインを学んできたのだろう?と考えるようになりました。
いったい自分は何をしようとしているのか?
自分の仕事はクライアントから依頼を受けて印刷物だったりホームページを作ります。内容は商品やサービスの紹介、会社案内といったものでプロモーション活動にあたります。自分はそのお手伝いをしています。
つまり商品やサービスの良さを多くの人に伝えることが仕事ではないかと考えました。その手段としてWebや印刷を使っている。
「良さ」とは何かというと、関係者の想いや機能だったり、それぞれのモノの中にあるものだと思います。それらはメッセージという言葉に集約出来るのではないかと。
プロモーション活動はモノだけではありません。アクティビティやイベントなどのいわゆるコト消費も同様です。
いろいろ考えを巡らせた結果、“モノ・コトが持つメッセージを伝える”ことが自分の仕事だという結論に達しました。
メッセージを伝えるために最善の手段を選択するのであればwebと印刷の両方できることは強みになるはずです。引き出しが多い方が役に立てます。技術ではない所に価値を置くことで結果までのプロセス全体に責任を負わなければいけないプレッシャーを感じますが、自分のしたいことが明確になり視界がクリアになった気がします。
“モノ・コトが持つメッセージを伝える”
このことを仕事の柱にして社会に貢献出来るようにこれから頑張りたいと思います。